中村住宅開発は、ワンランク上の上質な住まいを提案するハウスメーカーだ。暮らす人の夢をカタチにする自由設計を武器に、設立から44年、本社を置く金沢市を中心に地域にしっかりと根を張っている。鍋谷一貴社長がリードし、女性社員の活躍や働きやすい職場づくりを推し進めており、時代の潮流をつかんだ積極的な一手で、一層の飛躍が期待されている。

〝開発〟に込めた気概


中村住宅ではなく、中村住宅開発である。〝開発〟の2文字には、同社の家づくりに対する熱い想いが込められている。「こんな家に住みたい」「こんな暮らしがしたい」。オーナーが抱く夢や希望を出発点に、どこにもない住まいを創造していくというハウスメーカーとしての気概が表れているのだ。

同社にとって欠かせないこの熱意は、「感動」という言葉にも言い換えられるだろう。お客様の要望に応え、満足してもらうだけでは不十分。想像を超える「感動」という価値を創造し提供することが、中村住宅開発の目指すゴールだ。

そのためには、設計も、インテリアも、施工も、アフターフォローも、住宅に関わるどのプロセスも決しておろそかにはできない。鍋谷一貴社長は駆け出しだった頃、そんな企業の姿勢を、身をもって学んだ。「ある日、創業者の中村久雄会長(当時社長)からモデルハウスの植栽に水やりをしておくようにと指示されました」と鍋谷社長は振り返る。そして、その日の夜遅く、仕事を終えた鍋谷社長のもとに1本の電話がかかってきた。「ちゃんと水やりをしたのか。土が湿っていない。甘く見るな」。聞こえてきた厳しい声の主は、中村会長だった。「思えば、形式的にかけただけだった」と頭をかく鍋谷社長。庭木をいきいきと保つには、根っこに行き届くまでしっかりと水を与えなければならない。どんなことにも神経を行き届かせる大切さを痛感したという。

妻のエールが後押し


中村会長からビジネスのいろはをたたき込まれた鍋谷社長が、中村住宅開発のトップに就いたのは2015年12月のこと。打診があったのは、その年の1月だ。「血縁だったわけではありません。営業一筋で、経営の知識もありません。最初は断ったんです」(鍋谷社長)。だが、1カ月後に再び、就任を要請された。「会社は会長が創業し、奥様が支えて歩んできました。同じように、妻と一緒に取り組んでほしいと言われ、家内にも相談しました。すると、『あなたが会社を好きなのは知っている。私も入って応援する』と言ってくれました」。何よりも心強いエールが鍋谷社長の背中を押した。

夫人の言葉とともに、2代目として歩み始めた鍋谷社長の励みとなったのがマラソンだ。経営も何もまずは体が資本と考え、半年間、練習を重ね、第1回金沢マラソン(2015年)に挑戦した。「苦しかった。それでも、ゴールした瞬間の感動は忘れられません」。鍋谷社長はこう話し、マラソンは家づくりに通じるものがあると指摘する。お客様の感動を生むためにはどうすればいいのか――。ゼロから創造していく過程は苦難の連続だ。だからと言って、足を止めたらゴールにはたどり着けない。その壁を乗り越えた先にこそ、感動がある。

この感覚を少しでも社員に感じてほしいと、中村住宅開発は、チームでたすきをつなぎ、42・195㎞を走り抜く金沢城リレーマラソンに毎年参加している。社員がともに汗を流すことで、部署の垣根を超えてチームワークが深まっているそうだ。

女性の活躍を後押し


創業者からバトンを受け継いだ鍋谷社長は、中村住宅開発に新風を吹き込んでいる。中でも、大きな一手が、女性だけで構成するインテリアデザイン部の創設だ。2019年に立ち上げた同部は家具や照明の計画を立てたり、カーテンやクロスを選定したりする一般的なインテリアコーディネーターの業務に加え、内装に関する設計・デザインも幅広く担当している。かつては設計部にまとめられ、設計士の補佐的なイメージが強かったが、一つの部署として独立させたことで、彼女たちの上質なデザイン力を発揮する舞台を整えた。

このように、中村住宅開発は、男性・女性関係なく活躍できる職場づくりに力を注いでいる。その一つが男女どちらの社員も利用できる短時間勤務制度の導入だ。事前申請すれば出退勤時間を変更でき、育児や介護だけでなく、資格試験の勉強などにあてる社員もいるという。

さらに、夏休み期間中は子どものいる社員向けに社内の食堂を開放し、希望する社員はテレワークを選択することもできる。ワークライフバランスに積極的に取り組んでおり、石川県が認定する「いしかわ男女共同参画推進宣言企業『女性活躍加速化クラス』」にも選ばれている。

「経営者としてはまだまだ半人前。会長ももどかしく感じているかもしれませんが、代表を譲ってからは経営に口を出すことは一切ありません。任せていただいていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。1日も早く安心させたいですね」と鍋谷社長。トップとして、これからもよりよい職場づくりに知恵を絞っていく考えだ。

自分を超えよう


中村住宅開発は毎年、1月3日付けの地元紙に全面広告を掲載している。新年に訴えるのは、お客様へのアピールではなく、鍋谷社長が考えた社員向けのメッセージだ。2023年、紙面を飾ったキャッチコピーは「いまを超えよう、自分を超えよう」だった。仕事始めには、このメッセージや経営理念などを載せたクレドを配布。社員は携帯し、折に触れて確認している。

「メッセージや経営理念を常に意識し、社員にはブレーキをかけることなく、アクションを起こしてほしい」。こう言葉に力を込める鍋谷社長のリーダーシップのもと、中村住宅開発はこれからも成長曲線を描いていく。

そんな企業が求める人材像に関する答えは明確だ。「いつの時代も変わりません。住宅が好きなこと。それが絶対条件です」(鍋谷社長)。情熱を胸に秘めた社員一人ひとりが輝く環境が、暮らす人の心を揺さぶる感動の家づくりにつながっている。

募集要項


<設計職>
お客様のご要望をお聞きして、その想いを実現するための設計プランの作成・ご提案を行います。
中村住宅開発は自由設計による木造住宅を建築する住宅メーカーです。当社が大切にしているのは、
「扉を開けた瞬間の感動」。その感動を実現するために、こだわりの斬新な空間をCGやVRなどでお客様にプレゼンします。
今回は設計デザインの提案の幅を広げるため、デザインにこだわった設計のプロを目指す方を募集致します。
 

具体的には

◆イメージプランの提案・詳細ヒアリングとのすり合わせ
◆設計図面の作成
◆関係各所に提出する書類作成
◆詳細設計(色味・素材等の選定)
◆CG作成

「どのようなデザインにするのか?」といったアイデアは、経験を積むごとに出来るようになるので、安心して下さい!
 入社後の流れ
まずは、申請書類の作成やCAD入力、CG作成などの業務から慣れて頂き、
現場で使われる業界用語を覚えてもらいます。
その後、社内会議やお客様との打合せに参加することで、
当社の家づくりに対する考え方を少しずつ理解して頂きます。

「感動」という価値を共有し、お客様の理想を提供!
当社は営業、設計、現場監督が「感動ある家づくり」というコンセプトを共有し、三位一体でお客様の理想を描き、個性あふれる住空間をカタチにしています。
家事動線、空間を広く見せる間取りや照明、デザインを大切にし、「ANSWER DESIGN」をキーワードに、お客様一人ひとりの希望を実現しています。

<必須資格>
二級建築士

<給与>
25万円~50万円

<休日>
水曜日・祝・その他 年間休日105日

この求人に興味のある方は、株式会社ライフライン 076-227-9880 担当/山本宛 ご連絡ください。 



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