石川の産業の特徴は?

石川県の産業は機械金属工業、繊維産業、食品製造が主で、特に機械金属が60%以上を占めています。地域の気候を生かした繊維産業も石川経済の柱となっています。また昨今ITも盛んで、事務所数・売上高は全国6位を誇っています。

さまざまな機械製造に強い

石川県は「機械生産」に強く製造品出荷等の割合は機械が6割超を占めるなど、基幹産業となっています。ジャンルも多彩で、建設機械、繊維機械、工作機械、食品関連機械などがあげられます。

石川県ホームページ「石川県の概要(産業)」より

繊維産業が古くから盛ん

かって「繊維王国とまで」称された石川県。江戸時代から絹の生産が盛んで、時代の移り変わりとともに合成繊維となっても生産量が多く、合繊織物は全国1位、全体の4割を占めるほどです。

新幹線とともに観光業もさらに発展

2015年の北陸新幹線金沢開業以降、観光客が大幅に増加し宿泊施設も増え、観光業のニーズが急激に高まりました。コロナ禍で若干の陰りがみられたものの、回復傾向にありホテルや旅館などをはじめとした観光業での人材募集が積極的に行われています。

私がこのブログを書いているのは2024年1月21日で、1月1日に発生した能登半島地震により甚大な被害が出ており残念ながらこの影響は今後も続くものと思われます。

IT・情報産業が伸長

あまり知られていないかもしれませんが、石川県ではIT産業も伸長し、人口あたりの従業員数は全国8位、IT関係の事業所数と売上高はともに全国6位となっております。

ニッチトップ企業が多数存在

ニッチ(すき間)な分野で業界トップのシェアを誇る企業が多いことも石川県の特徴です。多種多様な分野において、優れた専門技術をもつ石川の企業が全国No1のシェアを誇っています。

石川のニッチトップ企業一覧

農業や漁業も地域色豊か

おいしいお米の産地として知られ「コシヒカリ」などの銘柄のほか、県のオリジナル品種としては「ひゃくまん殻」などが有名です。また、金沢では伝統野菜「加賀野菜」が人気で観光客向けのメニューや商品もたくさんあります。

また、石川県には69の漁港があり、イカの日本三大漁港のひとつ小木港などが特に有名です。冬の寒ブリや甘えびなども有名で、そのほかにもアジやカレイなども収穫されます。