桃屋から独立し、地方発で45億円企業へ。食卓を支える挑戦の40年。
食卓に届く“おいしい”は、現場の誇りから生まれている。
石川県小松市に本社を構える桃宝食品株式会社。
約40年前、現相談役である五十嵐日出夫氏が、大手食品メーカー・桃屋で培った経験をもとに独立し創業した会社です。
創業以来一貫して追求してきたのは、「おいしさ」の提供だけではなく、安心・安全、そしてお客様からの信頼に応えるものづくり。地道な積み重ねを続けながら事業を伸ばし、現在では年商45億円を誇る成長企業へと発展しています。
地方発でありながら全国に価値を届けるその歩みには、独自の存在感があります。

創業の原点にあるもの
大手を飛び出し、自らの理想を形にする挑戦
企業の歴史には、その会社らしさを形づくる“原点”があります。桃宝食品にとって、その原点は創業者の挑戦そのものにあるように感じました。安定した環境を離れ、自らの理想とするものづくりを追求するために独立する。そこには相応の覚悟があったはずです。
しかし、その挑戦の積み重ねが40年を超えて企業文化となり、今日の成長につながっている。単なる成功物語ではなく、「信念を事業にした歴史」がこの会社にはあると感じます。
品質を支えるのは、仕組みと人の力
現場に宿る誠実なものづくり
工場を見学してまず驚いたのは、社員の皆さんの元気の良い挨拶です。さらに印象的だったのは、整備された生産設備と、現場で働く皆さんの丁寧な仕事ぶりでした。
効率化や自動化が進む一方で、最終的な品質を支えているのは、人の目であり、人の手である。そのことが、現場に立つとよく分かります。商品棚に並ぶ数々の商品の背景には、こうした見えない努力がある。
「商品をつくっている」というより、信頼をつくっている会社。そんな表現の方が、この会社にはふさわしいのかもしれません。


人が育ち、人が支える会社
職場に流れる前向きな空気
取材の中で特に印象に残ったのは、働く方々の表情でした。現場写真からも伝わるように、明るく、協力的で、どこか温かい空気がある。
設備や商品だけでは見えない、“会社の魅力”は、こうしたところに現れます。
人を大切にする文化がある会社は、強い。これは多くの企業を見てきて感じることですが、桃宝食品にもその土台を感じました。

若手が挑戦し、成長できる環境
竹内 琉真さん 2022年4月入社 奈良大学 社会学部卒

新卒で当社に入社しました。入社のきっかけは、もともと食べることが好きで、食品の製造か販売につきたいと考えており、たまたま当社を知る機会がありました。学生時代に、イオンのPBブランドでポロネーザというバスタソースがあり、それを買いだめしていたのですが、会社訪問した時に、その商品は桃宝食品で製造しているということを知り、これは運命だと感じましたよ。
入社当初は仕込みや計量をしていましたが、最初は重くて体力がついていきませんでした。そのうちに少しずつ慣れて、現在は第10工場でビン詰めラインの担当をしております。まだわからない事も多いですが、常に先輩や上司が気にかけてくれる、あったかい雰囲気があります。
今後の目標は、今の仕事ももちろん面白いですが、品質管理や営業もやってみたいと考えています。仕事が終わった後や、休日には合唱クラブで歌ってリフレッシュしています!
若手社員のお話からも、成長企業ならではの魅力が伝わってきました。任される仕事があり、学ぶ機会があり、自分の成長を実感できる。安定しているだけではなく、変化と挑戦がある。
それは、働く場として大きな魅力です。
COMPANY DATA
- 本社:石川県小松市安宅新町ネ84-1
- 創業:1986年(約40年前)
- 年商:45億円
- 事業内容:食品製造
- 主要製品:パスタソース、各種ドレッシング、各種たれ類、キムチの素、各種レトルト製品等
- 特徴:品質志向・成長企業・若手活躍