株式会社ベスト家具(リーファナカガワ)

追い求めるのは“本物”。 信頼できる家具を中心に、 ライフスタイルを提案する。

株式会社ベスト家具(リーファナカガワ)

家具を中心に、ライフスタイル全般にかかわる多彩な商品を取り扱う「株式会社ベスト家具(リーファナカガワ)」。インターネット市場が膨張を続ける中にあって、 対面販売を軸としたスタイルで躍進を続けている。家具店からライフスタイル全般を扱う企業へ――。時代に合わせ、業態を変化させながらも、同社を支えてきた根幹には、創業以来変わらない“本物”を追い求める姿勢がある。

取締役副社長 中川 寿美代

《資格》
ホームステイジャー1級/ホームステイジャー2級講師/宅地建物取引士

1971年生まれ。学生時代はバスケットボールで全国大会、国体、インカレに出場。会計事務所勤務を経て、1995年に株式会社ベスト家具専務の中川幸雄氏(現社長)と結婚し、同社に入社した。雑貨部門のバイヤーとして国内外から商品を仕入れるなど、同社の事業拡大に奔走。趣味は50歳を機に始めた格闘技『T Uジークンドー/KALI(R) 』とゴルフ。

国道8号沿いに大型店


国道8号沿いを走っていると、白山市松任エリアにオレンジ色の大きな看板が目に飛び込んでくる。4階建ての大型店「リーファナカガワ」には、国産を中心とした確かなブランドの家具をはじめ、寝具や雑貨、アパレル、食品など、フロアごとにさまざまな商品が並ぶ。

その歴史は1937年、現在の中川幸雄社長の祖父でタンス職人だった法見氏が起業したことに始まる。以来、タンスの製造から家具販売店となり、衣食住すべてをカバーする企業へと、変わり続けてきた。ただ、その中でも一貫して事業を支える柱となったのが、“本物”を追い求める姿勢だ。

大量生産・大量消費を繰り返した高度経済成長期も、日本中が好景気に浮かれた1990年前後のバブル期も、「この姿勢を貫いてきました」。経営陣の一人として同社をけん引する中川寿美代副社長はこう話し、さらに続ける。「店内で扱うのは、雑貨一つから大型家具まで、私たちが使い、納得したものばかり。愛着ある商品だからこそ、説明の言葉にも力が入ります」。実際、社員食堂をのぞくと、テーブルに並ぶイスは一脚ずつ異なり、スタッフは座り心地を確認した上でお客様に勧めている。

加えて、リーファナカガワは、1組のお客様に対して1人の専任スタッフがついて対応する。「どんな場面で使うのがいいか」「日ごろのメンテナンス方法は」など、丁寧な説明に心を砕く。配送を外部業者に委託する同業者が多い中、自社配送も徹底。これらのきめ細かなサポートも、“本物”を扱うからこそであり、インターネット販売では得られない人対人のサポートが同社の魅力として輝きを放っている。

付加価値高める事業に注力


並行して新たな挑戦にも積極的だ。その一つが、売り出し中の空き家などを家具や雑貨で彩るホームステージングである。リーファナカガワにはリフォームやリノベーションを手がける住宅部門があり、家具を主役とした住まいづくりに取り組んできた。インテリアと住まいの双方を手がけるプロならではの視点で空間を演出しており、がらんどうの物件だけでは分からない暮らしのイメージを訴求することで効果的な販売戦略を描けるという。

人生100年時代、「健康」も重要なテーマの一つだ。「1日の1/3は眠っています。睡眠の質改善は健康に直結します」(中川副社長)と、寝具の販売に力を注ぐ。3階フロアには国内外の一流ブランド5社のマットレスを並べたベッドルームがあり、自由に寝心地を試すことができる。先入観なく体に合ったものを選んでほしいとの思いから、どこのブランドのマットレスかはあえて明示していない。さらに、購入に際しては、専用機器で体幹を測定し、1週間の無料貸し出しも実施しており、ここにも一人ひとりに最適な本物を提供する同社の理念が表れている。

このほかにも、2023年6月に不動産部を立ち上げ、土地探しから住まいづくりを支える体制を築き、店舗の敷地内には無料のドッグランコーナーを設け、ペット用品も充実させている。暮らしを支える生活コンシェルジュとして、商品ラインアップは年々、広がりを見せている。

店名改称を機に大きな一歩


衣食住全般を担うショップへと、同社が踏み出したのは、店名を中川家具からリーファナカガワに改めた2003年からだ。新たに雑貨の販売を始めるにあたって、次女を出産し仕事に復帰したばかりの中川副社長もすぐに最前線に立った。しかし、当時、新分野進出に対する社内の反応は冷ややかなものだったという。同社はかつて婚礼家具の売り上げで日本一を誇ったことがあり、数百円の雑貨を扱うことに、先代をはじめ幹部からは疑問の声が挙がった。

「これからを見据えると、現状のままで止まってはいられない。主人と一緒に何度も直談判してどうにか認めてもらいました。ただ、先代は『年配者がいると思い切った改革ができない』と、同世代の幹部とともに第一線を退いてしまったのです」と中川副社長。社内の平均年齢は20代へと、10歳以上若返ったそうだ。ずしりと重いバトンを受け継ぎ、中川副社長は息つく暇なく走り続けた。雑貨の取り扱いは後発だったことから取引先がなかなか見つからない中、根気よく商談を重ね、商品ラインアップを少しずつ拡充していった。

「雑貨をきっかけに足を運んでもらい、家具の購入につなげる狙いもありました。世代交代から数年たった頃、お客様でにぎわう店内に目をやりながら、先代が『よう頑張ったな』と声をかけてくれたのです。この時のうれしさは忘れられません」。

こう話す中川副社長はその後も止まることなく、新たな一手を打ち続けた。2008年にはシンガポールから輸入し、マジックボールの販売をいち早くスタートさせる。最初こそ中川副社長自ら車を走らせ、飲食店や病院に飛び込み営業をして回っていたそうだが、香りによる癒やしと高い空気洗浄効果を誇るアロマディフューザーは瞬く間に注目を集め、一大ブームに。同社の成長を引っ張るヒット商品となった。

人気商品の 「マジックボール」 は、国内でもかなり早い段階で販売を開始

一人ひとりが輝く職場に


中川副社長だけでなく、リーファナカガワには子育てしながら第一線で活躍する女性社員が数多い。それは、長年にわたって同社が、個を発揮しながら輝ける環境づくりに努めてきたからだ。年齢や役職に関係なく、声を上げた社員の頑張りをサポートする企業風土が根づいている。取材に訪れた日も、入社から1週間もたたない女性スタッフが学生時代に学んだデザインの知識・技術を生かし、広告制作をメインでリードしていた。

「受け身ではなく、自分なりの考えを持ち、どんどん発揮してほしい。そんな社員がいきいきと働ける会社をつくっていきたいと考えています」。こう言葉に力を込める中川副社長自身も、何やら新しいアイデアが浮かんでいるようで、心を躍らせている。今度は特定の商品ではなく、暮らしを豊かにする空間づくりを探っているという。次はどんな“本物”を見せてくれるのだろう。リーファナカガワの新たな挑戦に期待が高まる。

社員・アルバイトも、 男女が活躍できる環境を整えている

私たちは家具からインテリア、アパレル、雑貨まで暮らしのさまざまなシーンで、お客様の想いを形にしていきます。スタッフ一人ひとりがライフスタイルコンシェルジュとして、お客様との出会いを大切にしています。

国道8号に面した本社屋は店舗も兼ねています。大きな看板を掲示し効果的にPRしています。
1階店舗には、ふだんの生活を楽しくしてくれる雑貨やオトナのおしゃれを意識したトレンドアイテムを取り揃えています。
外部業者の依頼が一般的な家具インテリア業界において、配送を販売と同等に重要ととらえ、配送部門を自社で備えています。

家具担当  柿本 侑紀
2024年4月入社
金城大学短期大学部 デザイン学科 卒

短大の時に学生リーダーをやっていて、オープンキャンパスで、高校生や保護者の方に学校の特徴などを説明していました。その時に私は人と話すのが好きだということがわかりました。また、雑貨や家具が好きで、この業界を何社か会社訪問した中、説明してくれた社員の方が明るく元気でさわやかだったので、当社に決めました。
まだ入社してそんなに日は経っていませんが、ポップやチラシを作成させてもらい、自分が作成したものがイベントの告知などに使われているのは、とてもやりがいがあります。
また、入社早々接客もさせてもらい結果が出たこともうれしかったですね。お客様には明るくて親しみやすく、この人に相談したら生活の一部が明るくなると思ってもらえるような販売員を目指して、早く一人前になりたいと考えています。


家具担当  岡山 龍聖
2023年7月入社
日本工学院専門学校 卒

東京の専門学校を卒業して、そのまま関東でインテリア等の販売会社に就職しましたが、地元に戻りたいと思いUターンで当社に転職しました。同じインテリア関係でも弊社の場合はお客様との距離感が近く、希望すれば自分が販売した家具は自分で配送できるのがとても魅力です。時には納品後に写真撮影させていただくこともあるんですよ!
同業での経験があるので営業成績面ではさほど苦労していませんが、商品の数が多く覚えることも多々あり、そちらの方が大変です。
当社は社員同士助け合い、サポートしあえる社風がありますので、わからないことがあったらすぐに先輩に聞くようにしています。将来的には、お客様との壁をなくして気軽に相談してもらい、「あの人に任せれば安心できる」と思っていただける社員を目指しています。

会社名株式会社ベスト家具(リーファナカガワ)
住所〒924-0804 石川県白山市徳丸町512-1
代表者代表取締役 中川 幸雄
設立1937(昭和12)年4月
資本金2,500万円
社員数20名(パート・アルバイト含む)
電話番号076-276-2888
URLhttps://li-fa.co.jp
事業内容・家具、インテリア雑貨、アパレル小売販売業
・住宅、リフォーム事業
・コントラクト事業
・不動産事業
・マジックボール(空気洗浄機)卸し事業
募集職種家具、インテリア雑貨、アパレル接客販売 (ディスプレイ、品出し、プライス作成その他含む)
初任給大学卒 220,000円/短大・高専卒 190,000円
諸手当通勤手当
家賃補助10,000円(入社から10年間)
賞与あり(年2回)※2年目より支給
勤務地白山市徳丸町512-1
勤務時間平日 10:00~19:00 土日 10:00~19:30 ※残業月10時間以内
休日・休暇シフトによる週休2日 年間休日105日 (年2回リフレッシュ休暇(最大5日)/土日特別休暇あり)
育児休業実績あり
福利厚生各種社会保険、退職金制度(勤続5年以上)、定年後再雇用制度あり 資格取得支援制度、健康応援制度、社員旅行

お問い合わせ

〒921-8062 石川県金沢市新保本4丁目65番地16

TEL 076-227-9880

定休日:土日祝